障がい児の福祉【保育士サポートサイト】

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世界中、どの時代においても、
先天的に障害をもつ子どもはある程度で誕生しています。

 

また、健康に誕生しても、病気や事故などの後遺症により、
障害を持つ子どももいます。

 

このような「障害児」と呼ばれる子ども達は、
歴史的に見ると当たり前の存在ではなく、
「特異な、奇異な存在」として扱われてきました。

 

そして、家の恥として家庭内に閉じ込められて育ったり、
命を絶たれたこともありました。

 

しかし、障害児と呼ばれる子どもは、
決して特別な存在ではありません。

 

近隣で出会う子どものうちの一人に過ぎないのです。

 

近年は、障害を持つ人が社会の中にいることが当たり前であるという
「ノーマライゼーション思想」が広がり、
障害児も健常児と同じように、家族と共に地域社会で生活をし、
近隣の子どもが通う保育所や小学校へ通うことがノーマル(自然)なことになりつつあります。

 

しかし、障害児の養育は、家族、特に母親に頼る部分が大きく、
支援を必要とする場合も多くあります。

障害とは

障害とは、通常の生活をしていく上で、
何らかの「差し障り=困難な状況」があることを意味します。

 

「児童福祉法」でいう「障害児」とは、以下の児童を指します。

 

・知的な障害のある児童

 

・身体に障害のある児童

 

・精神に障害のある児童(発達障害を含む)

 

発達障害者支援法が2004年に成立し、この発達障害者支援法では、
脳機能の障害のために保育や学校現場での適応に困難を示す
以下の児童を「発達障害児」としています。

 

・自閉症(脳機能の障害により、特定の状況に愛する固執傾向、
感覚異常がみられ、状況理解やコミュニケーション、
対人関係の成立において困難を生じる。)

 

・注意欠陥多動性障害(ADHD/注意欠陥多動性障害/その年齢の平均増と比較して、
多動で集中力がなく、衝動性を抑えられない状況。
性格や育て方によるものではなく、微細な脳機能障害のためだと考えられている。)

 

・学習障害(LD/学習障害/知的な遅れは突出しないものの、読む、聞く、書く、
計算、推論などの特定の習得に著しい困難がある。特に学校教育の場面において
適応困難を示す。)

 

つまり、障害を持つ児童とは、知的な発達の遅れ、
身体の障害、脳機能の障害によって日常生活に困難があり、
何らかの特別な配慮を必要とする子どもだといえます。

 

知的障害児

 

知的障害児の定義は確立していません。

 

2005年、厚生労働省が行った「知的障害児(者)基礎調査」では、
調査対象を「知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、
日常生活に支障が生じているため、何らかの特別の支援を必要とする状態にある者」
と規定しています。

 

知能指数(IQ)が70以下の場合、一般的に知的障害が疑われm素が、
数値でははっきりとした障害の状況が示されるわけではありません。

 

障害の有無の判断ポイントは、日常生活に支障があるかどうかです。

 

身体障害児

 

身体障害児は、「身体障害者手帳」の対象児と位置づけます。

 

身体障害者手帳の対象となる障害は、視覚障害、聴覚・言語障害、
肢体不自由、内部障害です。

 

重症心身障害児

 

知的障害と身体障害は、はっきりと区別されるわけではありません。

 

重複している場合も多く、重度の知的障害と重度の身体障害を併せ持つ児童もいます。

 

このような障害のある児童を「重症心身障害児」と呼んでいます。

 

発達障害児

 

発達障害者は、「自閉症」、
「アスペルガー症候群(自閉症の症状を示すもののうち、
言語の遅れや知的の発達の遅れは見られず、
他者とのコミュニケーション上の困難が突出する。)」、
「その他の広汎性発達障害(部位など特定できないが、
何らかの脳機能障害が想定され、
社会生活上の困難を抱える状況の総称。)」、
「学習障害」、「注意欠陥多動性障害」、
「その他これに類する脳機能の障害であって、
その症状が通常低年齢において発現するもの。」と、
発達障害者支援法に定義されています。

 

このような障害のある児童は、保育所や学校、社会生活などの
集団とのかかわりの中で困難が生じることが多くあります。

 

ですが、一見見て分かるような障害ではないため、
周囲の理解が得られず、わがままだと言われたり、
親の育て方が悪いと言う言葉で片付けられ、
十分が支援がされてこなかった状況もありました。

 

しかし、「発達障害者支援法」の制定以降、発達障害の早期発見や発達支援に、
国や地方公共団体が責務をもつことが示され、
このような障害に対する認識も人々に周知されるようになってきました。

 

そして、国や地方公共団体は、発達障害児や発達障害者に対する
一貫した支援体制の確立を目指しています。
保育士になるには、そういった勉強もしておく必要があります。